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【TED】カケニャ・ンタイヤ : 学校を求めた少女

私的要約:

マサイ出身の女性である話者が、高等教育を受けられるまでに至り、国連で仕事をしながら故郷に女性専用の学校施設を作るに至った話。

彼女の生まれ育った地域では女性は成人の通過儀礼としての割礼で多くが命を落としたり、女性に基本的な人権すら認められていないような状況が日常的な状況のままである。

しかし、彼女がアメリカに留学できるにまで至り、故郷のそういった状況を変革し、徐々に女性の人生選択の幅を広げる活動をするに至っている。

彼女が訴えるのは、私たちがまず行動することで、世界は一つずつでも変わって行き、私たちの子ども、孫の世代のために少しずつでも平和な世界を作って行こうというメッセージだった。

感想:

私たちはやはり恵まれているし、それ故に何かをやろうと思えばやれる立場にある。そのようなことを思い出させてくれる意味で見る価値があった。

それにしてもマサイの一部の部族では未だに女性式割礼の儀式があり、それにより命を落とす女性が沢山居るという事実は衝撃的である。しかも、ケニアの法として認められていないにも関わらず。結局のところ国家がそれを捕捉できていないのだろう。

アフリカ映画祭などを主催する団体(シネマアフリカ)の代表の方が語っていたように、アフリカ映画ではやはり未だに呪術やおまじないといったものがありふれたもの(むしろ主流)であると語っていたけれど、映画などの文化が未だ入り込まない位の田舎なエリアを想定するとやはりそういった通過儀礼は今もあるんだなぁと納得する面もある。とはいえ、通過儀礼などを前時代的負の遺産などと決めてかかっているわけではないが。

とはいえ、アフリカ映画の中心地はナイジェリアの首都のように栄えている地域だったりするので、マサイの話と安易に繋げてはいけないが、
呪術や慣例としての命がけの通過儀礼が当たり前のような地域のその地域性を否定せずに、それでもやはり変えねばならないことは変えて行くこと。
さじ加減は難しいが、小さくとも行動することの重要性を訴えかけられる話だった。