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【TED】スチュアート・ブランド: 絶滅種再生の夜明けとそれが意味すること

私的要約:

今回は割愛。感想の方でトークの概ねの趣旨もご理解頂けるものと考えます。

感想:

これは正直微妙な話題やなぁ。

ゲノムの塩基配列をすべて修復し、そこからクローン技術を利用して絶滅種を復活させることができるという、それほどまでの技術を人間がほぼ手中にしているという現状についてまず驚きを持って認識した。本当にそれがすぐそこまでの可能性として考えうる所まで来ているんだなと。

とはいえ、では、そういった復活を人為的に行うことにどこまで手放しで賛成することができるのか。
クリスが最後に質問でそれについて尋ねていたが、それへの話者の応答は特に納得いくものではなかっただろう。
「過去に人間の介入によって壊された生態系の回復だ」という理屈だけでは、当然納得はいかない(もちろん本気の応答が許される時間があれば、相当膨大な応答可能な考察があるだろう)。

とはいえ、いずれにしても、人間が陥りがちな人間を生態系の外部と見なす視座に立っていなければ、話者が推し進める再生プロジェクトは是認し得ない。
そもそもその視座に立つということをどこまで私たちは是認しうるのか。その検証には多大なる歴史的事実の検証が少なくとも必要だろう。
可能であれば、その部分に関する話者の更なる話を聞きたい。

生命倫理などを専門とする倫理学者の展開する一般論と、その議論にどのようなものがあるのかを、補論として押さえていかないと、何一つ踏み込んだ感想を述べる権利すら得られないなぁ。